海士町という選択肢、まず知っておきたいこと
島根県の隠岐諸島にある海士町は、本土からフェリーで渡る島です。松江フォーゲルパークを訪ねたついでに足を延ばす、という距離ではありません。でも、だからこそ得られる時間があります。
正直に言うと、コンビニも終電もない島です。子連れだと不安に思う方もいるかもしれません。ただ、宿の側にもその前提を踏まえた工夫があります。ここでは海士町にある宿を、楽天トラベルの評点・価格・設備データと、各宿の公式サイトの案内だけをもとに4軒紹介します。
比較の軸をまず表にまとめました。
| 宿名 | 温泉・客室 | 食事評価 | 配慮ポイント | 評点参考 |
|---|---|---|---|---|
| Ento | 大浴場 | 朝食4.77 | 客室評価4.73・立地評価4.83 | 総合的に4.4〜4.8台 |
| TADAYOI | 客室(ジオドーム) | 朝食・夕食とも3.83 | 素泊まりプランも選べる | 清潔感4.07 |
| お泊り処なかむら | 家族風呂 | 夕食4.5・朝食4 | 食事処が居酒屋も兼ねる | 清潔感4 |
| B&Bあとど | シャワーブース(浴槽なし) | 朝食4.4 | entôの湯を利用可 | 客室評価4.53 |
海士町で泊まれる宿4軒
大浴場と評価4.77、海士町で群を抜く「Ento」

Entoは菱浦港より徒歩約3分。フェリーを降りてすぐという近さは、荷物の多い家族連れにはありがたい条件です。
評点を見ると、サービス4.77・立地4.83・客室4.73・設備4.58・風呂4.38・朝食4.77・清潔感4.79と、8項目すべてが4以上でそろっています。口コミも79件と、島の宿の中では厚みがあります。大浴場を備えているので、部屋にお風呂がない宿と違い、家族全員で湯に浸かってから眠れるのも安心材料です。
価格の目安は10,400円(2026年9月時点・2名1室の目安)。ベビーベッドが設備欄にあるので、小さな子ども連れの利用も想定された宿だと分かります。
一点だけ気になるのは、こうした条件のそろった宿だからこそ、島の中でも埋まりやすいだろうということです。行き先を決めたら、早めに空室を確認しておくのが安全だと思います。
朝食・夕食ともに評価3.83、素泊まりから選べる「TADAYOI」

TADAYOIは米子空港から境港港または七類港を経由し、菱浦港へ渡ってから向かう宿です。
朝食・夕食の評価はどちらも3.83、清潔感は4.07。ジオドーム(海側・眺望あり)の部屋なら、島らしい眺めそのものが売りになります。プランは早割30日前5%OFFの素泊まり(朝食付き)で23,370円、最安値の目安は11,685円です(2026年9月時点・2名1室の目安)。
食事の評価が突出して高いわけではありません。ただ、素泊まりプランがあるぶん、子どもの食が細くて宿の会席が重荷になる家族には、かえって選びやすい形だと思います。
夜に音楽が鳴る、家族風呂もある「お泊り処なかむら」

お泊り処なかむらは菱浦港からの送迎、バス、タクシーで向かえます。
公式サイトによると「ここは、泊まれるライブハウスで、ライブのある旅館です」とのこと。毎月プロのミュージシャンがライブをするそうで、これまで訪れた音楽家は100人以上だといいます。食事処は島の居酒屋を兼ねていて、その日いちばんの魚介を主人のおまかせで出すという案内もありました。
家族連れとして気になるのは、家族風呂があることです。夕食の評価は4.5、朝食は4、清潔感は4。価格は8,140円からと、4軒の中でも抑えめです(2026年9月時点・2名1室の目安)。
にぎやかな夜を体験させたい家族には向きます。逆に、静かに眠らせたい夜なら、他の宿を選んだほうがいいかもしれません。
客室評価4.53、entôの湯へ徒歩3分で行ける「B&Bあとど」

B&Bあとどは菱浦港(フェリー発着港)から徒歩約8分の場所にあります。客室評価は4.53、清潔感も4.53と高評価で、レビュー数は41件にのぼります。連携施設entôの温泉を宿泊客が利用できるのも魅力です。公式サイトによると「フェリー発着港(菱浦港)から徒歩5分の好アクセスで、ビジネスや観光の拠点として最適です」とのこと。実際の到着口コミでは、荷物を持って徒歩8分ほどだったとのことです。客室は浴槽がなくシャワーブースとトイレのみですが、寄せられている口コミには、連携施設entôの温泉を宿泊客が利用できるとの声がありました。
浴槽が無いことは、家族によっては迷う理由になると思います。ただ、entôの湯とセットで考えれば、選択肢から外す理由にはならないはずです。
松江フォーゲルパークとの周遊、アクセスの勘所
海士町の宿の多くが案内しているルートは共通しています。本土側の七類港(松江側)または境港をめざし、そこからフェリーか高速船に乗って菱浦港(ひしうらこう)へ渡る、という流れです。
松江フォーゲルパークは松江市内、つまり七類港に近い側にあります。公式サイトによると「本土の港(七類港・境港)からフェリー・高速船で海士町・菱浦港へ渡ります。思ったより難しくありません」とのこと。フォーゲルパークで花と鳥を見てから七類港へ向かい、その日のうちに海士町へ渡る、という組み方は現実的です。
港からのその先については、宿ごとに送迎の相談ができる場合があります。到着時間が決まったら、事前に宿へ伝えておくと当日が楽になります。
予約前に知っておきたいこと
- 価格の目安はいずれも2026年9月時点・2名1室の目安です。時期によって変動します。
- 島には終電もコンビニもありません。持ち物は本土側で整えておくのが安心です。
- entôのように系列施設の温泉を宿泊客価格で使える宿もあるので、部屋にお風呂が無いことは必ずしも不便を意味しません。
- 家族風呂がある宿は限られます。小さな子どもと一緒に湯へ入りたい場合は、事前に確認しておいてください。
まとめ
評価4.77をそろえるEnto、家族風呂のあるなかむら、素泊まりも選べるTADAYOI、entôの湯に安く行けるあとど。どれも同じ「海士町の宿」ではありますが、向いている家族の形はそれぞれ違います。🌿
松江フォーゲルパークとの組み合わせを考えているなら、七類港経由のルートが軸になります。港からの時間を逆算して、宿を先に決めてしまうのが、結局いちばん動きやすい計画だと思います。
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